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深夜の焼石岳に登る。(後編)

  1. 2012/10/13(土) 19:55:54|
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強力な二人のサポートのおかげで焼石岳山頂には立てた。
だが、本当の目的はこれからなのだ。

今回、わざわざ真夜中の登山をしてきたのは
この山頂で朝を迎え、御来光を拝もうという
崇高な目的があったのだ。

だが悲しいかな、空は厚い雲に覆われ、
東の方向に見えていた胆沢ダムの照明とおぼしきオレンジ色の灯りさえ
ガスに遮られて見えなくなってきてしまった。

それでも東の空は次第に明るさを増し、
よく分からなかった頂上周辺の景色も
おぼろげながら見え始めてきた。

と、同時に猛烈に寒くなってきた。

私は汗を発散する下着の上に化繊の発熱素材の長袖シャツ、
その上にゴアテックスの雨具を着ていたが
とてもだまっていられない。

見かねたTさんが手袋を、杉山さんがマフラーを貸してくれた。

Tさんは電池切れして暗くなってきた私のヘッドランプを見て
単三の乾電池を4本差し出してくれたり、
(Tさんのヘッドランプはリチウム電池なのに!)
「東の方角はどっちですかね?」という唐突な私の質問に
すぐにコンパスを出して答えてくれたり、
さらには何種類もの菓子パンを休憩の度に出してくれた。
(帰りにはソーセージやバナナまで出てきた。)
そして今は携帯ラジオを出して聞いている。

どうもTさんのザックは魔法のザックらしい。

私が「あ〜、朝ラーメンが食べたい!」と言えば、
すぐにそのザックからアツアツのラーメンを取り出すのでは。
しかも割り箸とレンゲにコショウをそえて。

さて、とにかく寒いのでじっとしてられず
そこいらをウロウロ歩き回る。
動いていると寒くはないので。

結局、御来光は拝めず。
しかし明るくなって自分が今いる所のすごさが分かった。緑と赤の絨毯をバックに。

山頂付近は岩と丈の低い木や草花だけで
視界はとても開けている。

天気さえよければここからは鳥海山や奥羽の山々、
遠く岩手山まで望めるのだそうだ。

それでも登って来るときに休憩してきた
焼石沼を眼下に望むこの眺望には見飽きることがなかった。眼下に焼石沼を望む。

来るときは真っ暗で自分の足元しか見えなかったが、
こんな錦織りなす風景の中を歩いてきていたとは・・・。

下山開始。
ただし、来た道を戻るのではなく、
姥石平の方に下りて焼石岳をぐるっと回るようにしてから戻ることに。姥石平と泉水沼を眼下に。

泉水沼のほとりでは何輪かミヤマリンドウが咲き残ってくれていた。お伽の国です。

雲間から差し込むやわらかな日を背に受けながら
もう初冬の兆しを感じる高原を歩いて行く。太陽が神々しいです。

ほぼ焼石岳の周囲を一周し、今一度その雄姿を目に焼き付ける。あのてっぺんに登ってきました。

ここからは一気に下山モード。
初冬の風景は下るにつれて紅葉になり、
さらに初秋の緑の山へと変化していく。
8合目焼石沼が見えてきた。草地の中に焼石沼。

焼石沼着。
行きは闇の中でその大きさもよく分からなかったが
予想してたより大きいのに驚く。

美しい錦秋の山が映り込んだ水面には
時々イワナやニジマスが波紋を作っていた。幻想的な山上湖のたたずまい。

もう、すっかりこの山域の魅力の虜になってしまった。

来季、季節を変えてここにまた来よう!と誓い、沼を後にした。

3合目駐車場に帰り着いたのは午後1時ころ。

結局12時間以上、山を徘徊していたらしい。

疲れました・・・。



深夜の焼石岳に登る。(前編)

  1. 2012/10/13(土) 06:59:08|
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10月7日(日)、0時20分。
東成瀬村の焼石岳3合目駐車場を出発。
駐車場には2台の県外ナンバーの車があった。
連休を東北の山で過ごそうという登山者だろう。

今回のメンバーは3人。

リーダーは地元のTさん。
Tさんは地元の名士であり、
マタギとして猟もしていた山のエキスパート。

もう一人は杉山さん。
女性ながら学生時代は山どっぷりの生活、
就職も登山用品店という筋金入りの強者。

そして私。
体力的にも経験的にも一番貧弱。
とにかく、二人に付いて行こう。

だいたい、こんな真夜中に山、
それも近所の山じゃなく、本格的な登山をするなど初めて。
と言うか、こんな計画をする人、まずいないだろう(笑)

昨晩は5時過ぎに農業ヘルパーの仕事から帰り、
(稲刈りで、かなりヘトヘト)
大急ぎで夕食、風呂、登山の準備をし、
8時前布団に入った。

で、うつらうつらしてから10時半に起き、
11時過ぎ東成瀬村で待ち合わせをし、
今は真っ暗な山の中というわけ。
かなりの強行軍なのは否めない。

ヘッドランプの灯りを頼りに歩いて行くのだが、
なんとなく、あたりはボンヤリ明るい。
月は見えないが、曇り空自体がほんのり明るい感じでもある。
今晩は無風で、山は不思議なほど静寂に包まれている。

暗闇で視界が限られているせいもあり、
なんだか同じ所をグルグル回っているような感覚に。

「お、モダシあるど!」

突然、先頭を行くTさんが声を上げる。
なんと、登山道脇の倒木一面に生えるカックレモダシ(ナラタケの一種)を発見。キノコ発見!

頼りないヘッドランプの灯りで足元を見るのがやっとなのに、
どうして道の奥にある倒木に生える
木と同じ茶色のキノコを見つけられるんだろう?

やはりTさん、タダモノではない。

この後、Tさんの的確なアドバイスや
杉山さんが休憩時に淹れてくれた美味しいコーヒーのおかげもあり、
午前4時過ぎ、無事に焼石岳山頂に立てた。登頂!

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