1月19日(木)、
この冬、初登山に向かう。
目指すは雄物川町・東由利にまたがる三ツ森山(412,8m)。
今朝はものすごく冷え込み、
その後、横手の街は濃霧に包み込まれてしまった。
英語で言う「ミルクびんの中のハエ」状態。
こういう時は午後から快晴になる場合が多い。
で、用事をすませて10時過ぎに自宅を出た。
ひさびさの登山靴にかんじきをはいて
12時25分、出羽グリーンロード脇を出発。
ここから900mほどで登山道入り口があるはずだが、
林道にはそれらしい標識は見えない。
と言うか、
そういう標識類は雪に埋まってわからないのだ。
しばらく林道を登っていくと、
左手の斜面に「金峰神社」の看板を発見。
看板の字はかすれてよく読めないが、
周囲の感じから、
ここに登りの道があること、
その先に神社があるらしいと判断し
ここから頂上を目指すことに。
ジグザグの急勾配の道を登っていく。
夏ならば柴が覆いかぶさった道だろうが、
雪におおわれた今は快適な登りだ。
高度を稼いでいく先、
立ち木に見覚えのある蔓がからみついている。
枝先を折ると、
雪の世界に似つかわしくない
さわやかな夏の香りが広がる。
ウリヅタだ。
ウリヅタの正式名称は「イワガラミ」。
葉っぱをもむと
キュウリそっくりの香りがするので、
「ウリヅタ」の別名がある。
学生時代、山でこれを塩もみして食ったなぁ。
ある程度、急登を過ぎると
道は少しゆるくなった。
大きな稜線に出たらしい。
道には足跡がたくさんあるが、
すべてタヌキやウサギなどケモノのもの。
人間の足跡は皆無。
なんだか動物に見られているような気配。
この先、最初のピークに出たが、
周りが立ち木に囲まれて見通しがきかず、
また傾斜がないダラッとした場所なため
進む方向を見失い、迷う。
しばらくウロウロしていると
傍らに大きな石らしきものが目に入った。
どうもこれがガイドブックに出ていた
伝説の「
六郎石」らしい。
本当はけっこう大きい岩らしいのだが、
ほとんど雪に埋もれていたため見落とすところだった。
これで進路がわかったのでどんどん進むと、
バーンと開けた場所に出た。
どうもこれは、
最初歩いてきた林道が延長されて
ここまで通っているようだ。
広々とした雪面は野ウサギの足跡だらけ。
夜行性の野ウサギは、
夜な夜なここに集まって
ウサギのダンスに興じているのだろう。
春に子どもを産む野ウサギは今が交尾期。
さしずめ、ここは
ウサギの男女?が出会う、
ダンスホールってとこか。
林道はちょっと興ざめだが、
見晴らしが良くなって
眼下に横手盆地が広がる。
手前の出羽丘陵の向こうに、
まだ濃い霧に沈んだ横手盆地、
その先に増田町方面。
果樹地帯に並ぶ金峰山と真人山が小さく見え、
そして青空に白く霞んでいるのは
焼石岳方面だろう。
予想通りほぼ快晴。
素晴らしい景色を、独り占め中。
(後編につづく)
1月18日(水)。
雪は降らず、助かっている。
今日は畑の小屋の雪下ろしから。
確かこの冬2回目かな?
そんなに降ってないつもりでも、
小屋の屋根はこんな感じ。
さっそく脚立をかけて屋根の上へ。
午前中でまだ気温が上がっていないので、
積もった雪と屋根の接地面が解けていない。
これが気温が上がって解けてくると、
屋根の雪がごっそり、ザーッとすべって
雪ごと下に落ちて大けが、
なんてことも。
実際、今年は降雪が早かったせいか、
雪による事故が多発しているのだ。
屋根の雪下ろし作業は40分ほどで終了。
次は木周りの雪踏みをする。
前にも書いたと思うが、
木や木柱の周りは雪が解けやすい。
で、積もった雪と地面の間のすき間を通って、
野ネズミがやってくる。
木の根本には野ネズミ除けに
肥料袋を巻いているのだが、
木の周囲の雪が解けると
その穴を伝ってネズミが上に登り、
ビニールを巻いていない部分を食べてしまうのだ。
それを防ぐために、
木や木柱周りの雪を固く踏みしめて
野ネズミが来れなくするのが効果的というわけ。
木の周りをグルグル回って雪を踏みしめた。
ネズミに加えてもう一つの問題。
最近ウチの畑にも野ウサギが来ているのだ。
今のところ被害はないが、
思わせぶりに各苗や
木まわりをうろついた足跡が残っていて、
そのうち「ガリガリッ!」とやりそうでハカハカする。
(「ハカハカ」は当地方言で心配な様子のこと。ハラハラに近い。
例:「オメのホヂョ(包丁)の使い方見でれば、ハカハカじ!。」)
事実、近くの空き地に生えているタラの芽は
ことごとく野ウサギに食べられている。
あのするどいトゲがある枝から
ナイフで切ったように
きれいに削がれているからオドロキだ。
野ウサギ対策は思うところもあるので、
それはまた後日紹介します。
さて、今日の晩メシに登場したのはコレ。
福島から買ってきた「
いかにんじん」。
なんのことはない、
千切りにんじんとスルメを醤油で味付けしたものだが、
この取り合わせがスルドイ。
噛みしめていると、
素朴なスルメの旨みの中に、
にんじんの歯ざわりとさわやかな香りが
どことなく、春を感じさせるような
そんな味わいがあります。